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Going Dutchの意味とは?割り勘との違い、語源、世界の会計マナー

Going Dutchは、おごりではなく、食事や外出の自分の分を各自が払うこと。割り勘との違い、語源、日本をはじめ世界の会計マナーを紹介します。

The Donget team 1 分で読了

皿が下げられて、会計が届き、誰かが「Going Dutchにしようか」と言います。テーブルの半分はうなずきますが、残りの半分は、自分の注文した分を払うのか、合計を割るのか、確信がありません。この二つは、ひとり数百円変わることもあります。

言葉は簡単ですが、その裏の習慣は簡単ではありません。Going Dutchとは、ひとりが全員の分を払うのではなく、各自が自分の分、ふつうは自分の食べ物と飲み物を払うことです。人数で等分する割り勘とは少し違い、「Going Dutch」と訳されることの多い言葉の多く、たとえば日本の「割り勘」は、実際には等分のことです。

Going Dutchの意味と、日本語の「割り勘」との違い

ひとことで言えば、Going Dutchは、みんなで出かけたときに自分の分を自分で払うことです。関連する「Dutch treat」を、辞書は、各自が自分の分を払う食事や催しと定義しています。実際には英語話者も意味を広げて使い、「自分が食べたぶんをきっちり払う」の意味にも、「割る」の意味にも、ただ誰もおごらないという合図にも使います。

日本語で近いのは「割り勘」です。一般に「割り前勘定」の略とされ、勘定を割ることを指します。ふつうは請求額を払う人数で等分することで、食べた量に関係なく一人あたりが同じになります。注文が少なかった人が損をしたように感じる「割り勘負け」という言い方があるほどです。一方、各自が自分の注文を払うやり方は「別会計」「各自払い」と言います。英語のGoing Dutchは、割り勘よりも、この各自払いに近い言葉です。「ダッチアカウント」という言葉が割り勘の意味で使われてきたのは、この英語が日本語に入った名残です。

この曖昧さが気まずい場面の大半を生みます。この言い方が指しうる三つの方法を知っておくと役に立ちます。

「Going Dutch」の語源

多くの人が耳にした語源の説明は17世紀のものです。イングランドとオランダ共和国は海と貿易の競争相手で、その時代の英語には「Dutch」を使った悪口がいくつも生まれました。「Dutch reckoning」や「Dutch feast」(主催者が先に酔いつぶれる宴会)がその例です。

この言い方で年代が確かめられる証拠は、別のところを指しています。「Dutch treat」はアメリカ英語で1870年ごろから記録されていて、誰もおごられない「おごり」のことです。「go Dutch」は20世紀の初めまでに続きます。つまり、この言い方はアメリカのもので、対立の時代よりずっと新しく、「Dutch」を「本物ではないもの」の意味で使う古い習慣を借りたのだとしても、そうなります。辞書にはいまも「Dutch treat」をときに不快になりうる表現とするものがあります。「割り勘にする」と言えば、その問題は避けられます。

Going Dutch、等分の割り勘、ひとりが払う

みんなで食事をしたあとの精算には、よくある方法が三つあります。

  • Going Dutch(各自払い):各自が自分の皿と飲み物を払い、分け合ったものはその公平な取り分を足す。
  • 等分の割り勘:何を頼んだかに関係なく、合計を人数で割る。
  • ひとりが払う:おごりとして、または、あとでほかの人が払い戻す了解のうえで。

Going Dutchの意味をひとつのテーブルで示した図:各自が自分の皿を払う、合計を等しい山に分ける、ひとりが全部を払う

注文が似ているなら、等分は早くて公平です。そうでないときは、Going Dutchのほうが公平です。裏側では、この二つは割り勘の5つの方法のうちの二つにすぎず、組み合わせたやり方はみんなが同じものを食べていないときのレストランの会計の分け方で扱っています。

計算してみる:三人で、答えは二つ

美咲、健太、さくらの三人が夕食をとります。美咲のメインと飲み物は2,200円、健太は3,500円、さくらは2,100円で、三人で分けた前菜が1,200円。会計は9,000円です。

自分の注文+ 前菜の3分の1Going Dutch等分の割り勘差
美咲2,200円400円2,600円3,000円等分だと400円多く払う
健太3,500円400円3,900円3,000円等分だと900円少なく払う
さくら2,100円400円2,500円3,000円等分だと500円多く払う
合計7,800円1,200円9,000円9,000円

どちらの方法でも、集まる額は9,000円です。等分の割り勘では、美咲とさくらから健太へ900円が移ります。一回の夕食なら些細ですが、一年重なれば無視できません。健太が全部の9,000円をおごりとして払うと言えば、誰も何も払いません。話を進めるために健太が立て替えたのなら、Going Dutchでは美咲が2,600円、さくらが2,500円を健太に送ります。会計にサービス料や消費税が載っているなら、それぞれの注文に応じて按分します。やり方は税、チップ、サービス料を比例で分ける方法にあります。

会計のマナー:世界の割り勘事情

習慣は、地域、年齢、場面、家庭によって違うので、決まりではなく、よくある傾向として読んでください。

日本。 友達同士では、請求額を払う人で等分する「割り勘」(割り勘)がよく行われます。飲み会では幹事がまとめて払って集金する形も多くあります。仕事や改まった席では、目上の人や招いた側が払うことが多く、年齢や立場で出す額を変える「傾斜」をつける場面もあります。

韓国。 「トチペイ」(더치페이)は、英語の「Dutch」と「pay」から作られた韓国の言葉で、各自が自分の分を払う、または費用を分けるという意味です。「エンパン」(엔빵)は、n人で分けるという意味の「n」から来た言葉で、全員が同じ額ずつ出すことを指します。

イタリア。 「Pagare alla romana」(ローマ式に払う)は、一般にテーブルの全員で合計を等分することです。

スペイン。 「Pagar a escote」は、共通の費用の自分の取り分を各自が払うことです。

イラン。 集まりの費用の各自の取り分は「dong」(دنگ)と呼ばれます。辞書は取り分の意味を「dāng」(دانگ)の項に記録していて、この語はもとは6分の1を意味します。みんなが自分の分を払おうと提案するときは「dongi hesab konim」(دنگی حساب کنیم)、つまり「割り勘にしよう」と言います。

トルコ。 「Alman usulü」(ドイツ式)は、別々に払うことです。

サウジアラビア。 定期的に会う友達は、「qatta」(القطة)を集めることがよくあります。集まりの費用をまかなうため、その場の全員が出し合うお金で、「みんなの財布」に近いものです。

ドイツ。 「Zusammen oder getrennt?」(一緒ですか、別々ですか)は、レストランでの食事の終わりにされる決まりの質問で、別々に払うのはごくふつうです。

オランダ。 ひとりが払って、ほかの人にTikkieのようなアプリで支払いの請求を送るのも、各自が自分の分を払うのもよくあります。

アメリカ。 友達同士では、注文の値段が同じくらいなら等分がよくあります。ひとりが払ったときは、ほかの人が決済アプリで払い戻すことが多いです。

割り勘は失礼?

たいていは失礼ではありません。友達や、立場が近い同僚の間では、多くの場所で割り勘が基本で、むしろ払うと言い張るほうが、相手に借りを負わせることになります。扱いが難しくなる場面は三つです。誰かが明らかにほかの人を招いたとき(「ごちそうするよ」)、ひとりを祝う食事のとき(→誕生日の食事は誰が払うか)、そして目上の人や招いた側が払うのが習慣の場です。カップルには独自の問いがあり、カップルは生活費を折半すべきかがそれを扱っています。

感じよく切り出すには

注文の前に言いましょう。会計が来てからではなく。「各自で払おうか」「ふつうに人数で割ろうか」。方法を先に言えば、予算に余裕のない人は、理由を説明せずに頼むものを選べます。注文がひとりだけずいぶん多いなら、聞かれるのを待たず、各自払いを申し出ましょう。話を進めるためにひとりが全員分を払ったなら、その日のうちに精算してください。気まずくない精算に、役に立つ習慣があります。

Dongetの位置

Dongetは、三つの方法を一枚の会計の上で扱えます。支払者で誰が払ったかを記録します。等分の割り勘なら均等を選びます。Going Dutch(各自払い)にするなら、金額を選んで各自の合計を入力するか、レシートをスキャンをタップして、各自が食べた料理に分担を申請してもらいます。申請した人は、申請した分だけを払い、誰も申請しなかった分は、何も申請していない人たちで等分されます。全員が何かを申請したあとは、全員で等分されます。外食が多いグループなら、精算するが残高をまとめて最少の送金にし、支払い済みで一件ずつ完了にします。Dongetはお金を動かしません。送金そのものは、ふだんお互いに払っている方法で行います。

よくある質問

Going Dutchとはどういう意味ですか?

ひとりが全員の分を払うのではなく、食事や飲み物、外出の費用を各自が自分の分だけ払うことです。ふつうは自分が注文した分を払う意味で、人数で分けることまで広く指す人もいます。

「Going Dutch」という言い方はどこから来たのですか?

「Dutch treat」という言い方から生まれたもので、アメリカ英語で1870年ごろから記録されています。17世紀のイングランドとオランダの対立と結びつけられることが多いものの、この言い方で年代が確かめられる証拠はアメリカのもので、ずっとあとです。

Going Dutchは、人数で等分する割り勘と同じですか?

少し違います。Going Dutchは自分の分を払い、等分の割り勘は合計を人数で割ります。全員がだいたい同じものを頼んだときだけ、結果が一致します。

割り勘にするのは失礼ですか?

友達や、立場が近い同僚の間なら、たいてい失礼ではありません。誰かがほかの人を招いたとき、ひとりのためのお祝いの席、目上の人や幹事が払うものとされる場では、気まずくなることがあります。

日本では、割り勘はふつうのことですか?

友達同士では、請求額を払う人で等分する割り勘がよく行われます。仕事や改まった席では、目上の人や招いた側が払うことが多いです。

「Going Dutch」は失礼な言い方ですか?

侮辱のつもりで使われることはまれですが、「Dutch treat」をときに不快になりうる表現と注記する辞書もあります。「割り勘にする」「別々に払う」なら、同じことが言えます。

まとめ

Going Dutchは自分の分を自分で払うことで、世界のテーブルが精算するやり方のひとつにすぎません。東京の等分の「割り勘」から、リヤドの友達の「qatta」までさまざまです。どの習慣でも、気まずさの正体は同じで、どの方法なのかが分からないことです。注文の前に言葉にすれば、会計はただの計算になります。

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